EDIは、販売や調達などのプロセスにおける企業間のデータ交換を行うのに必要なメッセージフォーマット、データコードなどの表現形式(ビジネスプロトコル)や、メッセージを通信回線で送るための伝送方式(通信プロトコル)を標準化し、事務処理に要する時間やコストの短縮・削減を図ることを目的としたもので、「電子データ交換」とも呼ばれる。わが国では、これまで全銀手順(金融)、J手順(標準伝送制御手順)(流通業)等業界毎にプロトコルの標準化が実施されてきた。しかし、1991年に(財)日本情報処理開発協会(JIPDEC)産業情報化推進センター(CII)が、国内標準として「CII標準」を制定した結果、現在では、電子機械、電気、物流等13業種約1,900社がこれを採用している。